英検準2級を持っているけれど、これを英語でどのように表現すれば良いのか悩んでいる方も多いでしょう。
特に、英語圏の人々に自分の英語力を説明するときに、適切な表現が分からないことがあります。
本記事では、「英検準2級」を英語でどのように言えば良いのか、またそれが英語圏で通じるのかについて詳しく解説します。
Contents
「英検準2級」を英語で言うとどうなる?
「英検準2級」は、日本国内で広く認知されている英語検定ですが、これを英語でどのように表現すれば良いのか疑問に思う方が多いです。
このセクションでは、具体的な英語での表現方法を紹介します。
「EIKEN Grade Pre-2」と表現する
「英検準2級」を英語で表現する場合、「EIKEN Grade Pre-2」というフレーズを使います。
EIKEN(英検)は、英語で「Test in Practical English Proficiency」を指し、日本国内で広く認知されている英語能力試験です。
その中で「Grade Pre-2」は準2級を意味します。
日本語では「英検準2級」と呼ばれるこの試験を、英語で「EIKEN Grade Pre-2」と言うことで、外国人にもその資格のレベルを伝えることができます。
英語圏ではそのまま伝わる
「EIKEN Grade Pre-2」という表現は、英語圏でもそのまま通じることが多いです。
特に、英検自体が日本独自の試験であることを考慮すると、この表現を使うことが一番無難です。
もし相手が「EIKEN」と聞いて何か分からない場合には、次に紹介する方法で説明することができます。
「英検準2級」を英語圏で説明する3つの方法
英語圏の人々に「英検準2級」を説明する際に、ただ「EIKEN Grade Pre-2」と言うだけでは理解してもらえない場合もあります。
そのような時には、以下の3つの方法で補足説明をすると効果的です。
方法①:CEFR A2レベルに相当すると伝える
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)は、ヨーロッパで広く使われている言語能力の基準です。
「英検準2級」はCEFRで言うとA2レベルに相当します。A2レベルとは、基本的な日常会話ができるレベルを指します。
この説明をすると、英語圏の人々にも具体的な英語力のレベルが伝わりやすくなります。
特に、ヨーロッパや国際的な環境で仕事や学習をする際には、この基準を用いることが多いため、相手に理解してもらいやすくなります。
方法②:日常会話に対応できるレベルと説明する
もう一つの方法として、「英検準2級」は日常会話に対応できる英語力を持っていると説明することが挙げられます。
具体的には、レストランで注文をする、道案内をする、簡単な自己紹介をするなどの場面で困らないレベルです。
この説明は、日常生活の中で具体的にどの程度の英語力があるのかをイメージしやすくするため、英語圏の人々にも理解してもらいやすいです。
方法③:日本の高校生向けの試験と紹介する
さらに、「英検準2級」は日本の高校生を対象とした試験であると伝えることも有効です。
英検準2級の受験者は主に高校1年生程度の英語力を持つ学生が多く、この点を強調することで、相手に具体的なレベル感を伝えることができます。
日本の教育システムに馴染みのない人にも、この説明を通じて、日本の高校生が持つ英語力の一例として理解してもらえるでしょう。
英検準2級とは?その概要とレベルについて
ここでは、「英検準2級」がどのような試験であり、そのレベルがどれくらいであるかについて詳しく説明します。
「英検準2級」を理解することで、どのように英語で説明すれば良いかがより明確になるでしょう。
二段階の試験構成
英検準2級は、一次試験と二次試験の二段階で構成されています。
一次試験ではリーディング、ライティング、リスニングの3技能が問われ、二次試験ではスピーキング力が評価されます。
この試験構成により、総合的な英語力が求められるため、受験者はバランスの取れた英語力を持っている必要があります。
特に二次試験のスピーキングテストは、受験者の実際のコミュニケーション能力を測る重要な部分です。
リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングを含む
英検準2級の試験内容は、リーディング、ライティング、リスニング、そしてスピーキングの4技能をカバーしています。
リーディングでは長文読解や文法問題が出題され、ライティングではエッセイや短文の作成が求められます。
リスニングテストでは、日常的な会話や短い文章を聞き取り、理解する力が試されます。
また、スピーキングテストでは、試験官との会話形式で行われ、受験者の発音やフルエントな会話能力が評価されます。
高校1年生程度の英語力が求められる
英検準2級の試験では、主に高校1年生程度の英語力が必要とされます。
高校で学ぶ基本的な英語文法や語彙、日常的なテーマに関する文章読解が中心となります。
このレベルでは、簡単なニュース記事や日常会話の内容を理解し、自分の意見を表現することが求められます。
高校英語をしっかり学習した人にとっては、挑戦しがいのある試験です。
「英検準2級」と英語圏の英語試験との比較
ここでは、「英検準2級」と他の英語圏で一般的に受験される英語試験との比較を行います。
それぞれの試験の特徴や、どのような違いがあるのかを理解することで、英検準2級の位置付けがより明確になります。
TOEFLやIELTSとの違い
TOEFL(Test of English as a Foreign Language)やIELTS(International English Language Testing System)は、主に留学や移住を目指す人々が受験する英語試験です。
これらの試験は、英検準2級に比べて難易度が高く、大学や大学院での学習に必要な英語力を測定します。
TOEFLやIELTSは、アカデミックな英語力が求められるのに対して、英検準2級はより日常的な英語力を評価する試験です。
そのため、これらの試験と比べると、英検準2級は日常会話レベルでの英語力を証明するものと言えます。
TOEFL iBTスコア20点相当
英検準2級の英語力は、TOEFL iBT(インターネットベースのテスト)で言うとスコア20点前後に相当します。
このスコアは、基本的な日常会話や簡単なリーディングができるレベルです。
TOEFL iBTでは、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能が評価されるため、英検準2級と同様に総合的な英語力を測る試験です。
しかし、TOEFLの方が学術的な内容が多く含まれるため、試験の性質としては異なります。
TOEICとの違い
TOEIC(Test of English for International Communication)は、ビジネス英語に特化した試験です。
一方、英検準2級は日常会話や学校生活で必要とされる英語力を評価する試験です。
TOEICは、主にリスニングとリーディングに焦点を当てており、スピーキングやライティングの試験は別途受験が必要です。
そのため、英検準2級の方が総合的な英語力を証明するためには適している場合があります。
英検準2級の資格を英語圏で活かすための3つのポイント
英検準2級を取得した後、それをどのように英語圏で活用できるかは重要なポイントです。
このセクションでは、英検準2級の資格を最大限に活かすための3つのポイントについて解説します。
ポイント①:資格として認知される範囲を理解する
英検準2級は、日本国内では広く認知されていますが、英語圏ではその認知度が限られています。
そのため、この資格がどの範囲で有効なのかを理解しておくことが大切です。
例えば、日本企業や日系の組織であれば、英検準2級の価値を理解していることが多いですが、海外の企業や学校では認知されていない場合もあります。
そうした場合には、他の資格や試験と併用して説明することが効果的です。
ポイント②:英語での説明スキルを磨く
英検準2級を持っていることを効果的に伝えるためには、英語でそのレベルを説明するスキルが必要です。
例えば、「I have passed the EIKEN Grade Pre-2, which is a Japanese English proficiency test equivalent to the A2 level of the CEFR.」といった表現が使えます。
こうした説明スキルを身につけておくことで、英語圏の人々にも自分の英語力を正確に伝えることができ、信頼性を高めることができます。
ポイント③:学業やキャリアの補足として利用する
英検準2級は、学業やキャリアの補足として活用することができます。
例えば、大学の入試や奨学金の応募時に英語力を証明する資料として提出することができます。
また、英語を使う職場での自己アピールにも役立ちます。
英検準2級は日常会話レベルの英語力を示すものであり、特に国際的な職場でコミュニケーション能力をアピールする際に有効です。
「英検準2級」を英語で言うとどうなるのかについてまとめ
「英検準2級」を英語で表現する際には、「EIKEN Grade Pre-2」と言うのが一般的です。
この表現は英語圏でも伝わることが多いですが、場合によってはCEFRのレベルや試験の内容について補足説明をすることが求められます。
また、英検準2級を活かすためには、その認知度や説明の仕方について理解しておくことが重要です。
この記事を通じて、英語圏で「英検準2級」をどのように伝えるべきかが明確になったでしょう。